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10月7日(木)チター教室

 今日のチター教室は、ちょうどシソの穂が採りごろなので、ヨシノ先生とフジイ・ネギシの3人分を持参する。3人とも、「ああ、いい香り……」などと喜んでくれた。  あざみ野駅から青山一丁目まで、田園都市線と地下鉄がつながって、必ず座れる各駅停車で、正味 40 分ほど、行きも帰りも、時には半眼で、ウツラウツラとして過ごすことが多い。  思えば、高校で電車通学をして以来、仕事で通うようになってからも、電車では、どんなにすいていても、座ったことがほとんどない。いつも ドア付近に立って文庫本を読んでいた。通勤通学の混む時間帯でも同じである。そのころは新聞を読む人も多かった。混んでいる車中で、器用に新聞を折りたたんで読んでいる人が何人もいて、感心したものだ。最近、車中で新聞を読む人を全く見かけないのは、通勤通学の時間帯に乗る機会がないためだろうか。おそらく、今はスマホがあるから、車中で新聞を広げるなどという面倒なことはしないのだろう。  横浜で塾を始めてからは、「車生活」となって、電車に乗ることはほとんどなくなった。それでも、時々は電車に乗る必要があった。詳しいことは分からないが、ちょうど国鉄の民営化と共に、合理化・機械化・自動化などの波が押し寄せて、まず「切符切り」がいなくなり、切符の自動販売機が登場して、切符の買い方が分からなくなったりしたものだ。  徳見と知り合って、車イスで電車に乗るのに苦労したのもそのころだった。どこの駅にもエレベーターがない時代だった。初めのうちは、駅の階段の下で、上を見上げていると、駅員が飛んできて、車イスをかつぎ上げてくれた。そのうち、合理化で駅員が減って、来なくなった。階段を見上げていると、通行人や駅の利用者がパラパラと寄ってきて、かつぎ上げてくれた。バリアフリー化が進んだ今は、車イスをかつぎ上げるなどという発想もなくなったのだろう、階段を見上げていても、誰も寄って来ない……。    幼児から分離教育する国で バリアフリーは障害者排除

10月6日(火)北部病院内科/いわい整形外科

 抗ガン剤の影響で、副腎皮質ホルモン「コルチゾール」が出なくなったので、コートリルという薬を一生飲み続ける必要があり(7 .14 )、そのための内科の診察と薬の処方。 12 時前に終わり、あざみ野駅前のスーパー・オーケーで、牛乳6本、リュックサックに背負って、バス停から「山道」を、左足の心配をしながら、ノッタリ~ノッタラリ~と歩く。  今これを書きながら、どうして今朝出発するとき、自転車で駅まで行こうと思わなかったのか、我ながら不思議に思う。天気もいいし、帰りに6キロほどの荷物(牛乳)を持って帰ることは分かっていたのだから、左足のためにも、当然自転車で行くはずなのだ。しかし、どういうわけか、そのときは自転車のことは、まったく頭になく、当然のごとく、徒歩・バスで出かけた。  抗ガン剤のせいか、頭がぼ~っとした状態が続いているし、どうも、判断力が大分低下しているらしい。こんな状態で自転車などに乗ったら、あぶないかもしれない。結果的には、バスで行って良かったのかもしれない……などと、今日の行動を正当化するのだった。  夕方は徳見の整形外科通院。こちらのほうは、往復タクシーだから、何の心配もない。タクシー代も市から支給されるので、カネの心配も無用だ。    抗ガン剤ホルモン剤で生かされて 金の切れ目も命の切れ目

10月5日(月)多摩プール(20)

 「サラダ油は業務スーパーでもいいけど、オリーブオイルはねぇ……」と言うと、サキが「前、サイゼリで買ってたよ」と、思い出させてくれた。そこで、業スで買物して、多摩プールで水中歩行の後、玉川学園近くのサイゼリヤへ。「久しぶりだけど、まだ店はつぶれてないだろうかねぇ……」などと、半分本気で言いながら……(6 .10 、7 . 6)。  当然ながら !? 店はまだあって、徳見はいつものように、ドリンクバーのカフェラテを3~4ハイ飲んで、エビサラダ・ビザ・パスタなどをつまんで、「ハラが苦しい!」と叫ぶ。「持ち帰り」のオリーブオイルは 1200 円。確か、以前買ったときには 800 円ぐらいだったような気がする。消費税を入れても 900 円ぐらいだから、 けっこう値上がりしているようだ。とにかくこのご時世、何もかも値上がりである。それでも、モノがあるうちはいいのだろう。そのうち、モノもなくなって、おサツなど、ただの紙切れ同然になってしまう時代がまた来るかもしれない、などと――まぁ、これは単なる妄想に過ぎないかもしれないが……。      プールでは水中歩行いつまでも ないといいねぇ 戦争などは

10月4日(日)ミカ母

 朝食後、徳見に昨日のスシローのレシートを見せる。「麺が3つになっているけど、確か1個は返したよね」と、しっかりと覚えている。「……で、どうする。お金返してもらう?」と言うと、「ふ~ん」と言ったきり、何の反応もない。昔の徳見なら、もう少し何らかの反応があったはずだと思うが……。とにかくこれで、「スシロー問題」は、私の「一人相撲」に終わった。   これまで、火・木・金のヘルパーが、食事作りをしてくれていたが、火・金は「入浴だけ」になってしまい、料理は木曜のヘルパー1回だけになってしまったのである。今日も、徳見のメインディッシュがないので、午後から何か作らなければならないなぁ、とりあえず私の作れるポテトサラダでも……と思ったが、マヨネーズが切れてしまっている。 以前手作りしていたのを思い出したが、油を少しずつ加えてかき混ぜて……などと、大した手間ではないのだが、何となく面倒で、やっていなかった。念のためネットで「作り方」を見ていたら、「材料をすべて加えて、ハンドミキサーでかき回すだけ。卵は全卵で、カラザだけとる」というのがあって、「これはいいや!」と、さっそくやってみた。ゴマ油(しかない)で、カラザもとらずに、材料を全部ぶち込んで、ガーッとかき回すと、あっという間に完成してしまった。できたマヨネーズを徳見に味見してもらうと「しつこい」といって、どうやらゴマ油では口に合わないようだ。やはり、サラダ油が必要だなぁ……などと思案していると、ミカ母(9 .18 )が、食事を作りにきてくれた。徳見の食事作りのヘルパーがいなくなったのを心配してくれていたようだ。「救いの神現る」という感じである。 ミカ母は、ひよこ豆やニンジン・玉ねぎなどの食材も持参して、「おしゃべり」なども楽しみつつ、徳見と共にスープ作りである。徳見がチョコチョコと口を出すのを、迷惑がる様子もなく、一緒になって料理作りを楽しんでいるようだった。    料理には作る楽しさあればいい うまそうに食う人いればなお

10月3日(土)スシロー

 電動車イスで「散歩」に出るのは9月8日以来である。私はママチャリで、徳見の後になり先になりする。日ざしは暑いぐらいだが、気温がさほど高くないので、汗をかくほどではない。 15 分ほで「あざみ野ガーデンズ」に着く。とくに目的があって来たわけではないので、とりあえずスシローで食事をすることになる。そのあと、スーパーで買物して帰宅。「スシローは、まずかったねぇ……」というのが、今日の徳見の感想である。  私は……この文章を書くために、スシローのレシートを見ていたところ、スシ皿5点と麺類3点となっている。ン? 確か麺は2つ頼んで、食べ終わったころ、もう一つの麺が運ばれてきたので、店員に「頼んでないよ!」と言うと、すぐに持って行ったので、レシートにある「 500 円麺類・ 510 円麺類・ 580 円麺類」のどれか一つは、明らかに間違いである。  さて、こうした場合、どうすべきなのだろうか。もちろん電話ではラチがあかないから、明日、店へ行ってレシートを見せて返金してもらうか、しかし、「わずか」 500 円ぐらいのことで、また電動車イスとチャリで出かけるわけにもいかない。何となく釈然としないけれど、 500 円玉をドブに落としたと思ってあきらめるとしようか……。そもそもレシートなど見なければ、こんな、つまらない「悩み」など持つこともなかったんだよなぁ……、などと後悔したのだった。  ところで、この話を徳見にするかどうか? 「 500 円ぐらいいいよ!」と言うか、「金額の問題ではない!」として、スジを通すために、明日、再びガーデンズまで「散歩」に出かけるか……。徳見にボールを投げるのもおもしろいかもしれない!      せっかくの寿司屋でなんでラーメンだ 寿司がまずいか食うものないか         【1年前の今日⑨ 2025.10. 3 】北部病院腫瘍内科診察 ハナとチハルが来てくれて、初めての久保田 Dr. の診察――というより、化学療法をするかどうか「自己決定」するための、抗がん剤治療の説明。「薬物療法は、ガンの進行を抑えるだけ。人生は1回しかないのだから、抗がん剤で、1年でも長生きするのは、お孫さんの成長を見守るとか、それだけでもムダではないと思うよ」と、チハル(孫)の顔を見ながら、「 84 歳という年齢で、なお『延命...

10月2日(金)消える野生動物

 昨日の青空がウソのように、どんよりとした曇り空で、「ハトが来ないなぁ……」と、徳見は窓辺の「ハトのエサ台」を眺める。これまでは、毎日数回はキジバトがエサをついばみに来た。一度に来る数は4~5羽以上、多いときは 10 羽も来たことがある。しかし、ここ1か月以上の雨続きの間は、せいぜい1~2羽程度になってしまった。  私がここに引っ越してきた 30 年前には、タヌキの姿を2度見かけたが、周りを市街地に囲まれた閉鎖環境にある「船頭の谷戸」の生態系では、すでにタヌキの姿はなく、キジもコジュケイも消えた。ときどき姿を見せたハクビシンやアライグマも、すぐに消えてしまった。ヘビもここ数年見かけないし、ヒキガエルもいなくなった。 哺乳類も鳥類も爬虫類も両生類も、大きい順に、だんだんと消えていく。この谷戸では一番大きい野生動物になってしまったキジバトが、いよいよ消える番になってしまったのだろうか。  今日は、午前中、一度だけ2羽来たが、そのうちの1羽は、3羽いた「腫瘍のハト(9 .19 )」の一羽だった。    里山に 30 年の時が経ち 谷戸もしだいに痩せ衰えて

10月1日(木)干しリンゴ

 久しぶりに朝から青空で、さっそく干しリンゴ作り。8月 20 日に 40 個届いたリンゴ(8 .20 )が、雨続きでなかなか干せず、まだ 13 個残っている。そのうちの6個を、「皮むき器」で、「あっという間に」皮をむき、半割りにして、さらにそれを半分にして、さらに4つに切る。6×2×2×4= 72 個を、「干し網」に入れて、2階の南側の窓の外につるす。  今日1日では完成しない。もう一日干さなければならないのだが、明日からまた天気は下り坂らしい。どうやらまた、「雨の晴れ間」をぬって干すことになりそうだ。日に当たらない間は、冷蔵庫に入れないと、長雨が続くとカビが生える恐れもある。当分は手間がかかりそうだ。   13:00 木曜のヘルパー来訪。徳見は一緒に料理をしたり、入浴したりして、終わればもう 15:30 だ。朝の段階では、「天気がいいから、散歩がてら買物でもして来ようか……」などと思っていたのだが、このところの雨もようの下での外出続きのせいか、何となくそんな気になれず、せっかくのお日様にあたることもなく、日が暮れて、久しぶりに月の姿を見ることができた。    いつの間に 中秋すぎて 月も痩せ