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10月22日(木)トンボとカエル

 「気持ちのいい秋晴れで……」と言いつつケアマネ来訪。「山女」を自称するだけに、この「船頭(地名)谷戸」に入る3本の道のうち、「山道」を歩いてくる。  そういえば、「秋晴れ」などという言葉も、ついぞ忘れていた。子どものころ、東京でも、「台風一過の秋晴れ」の下で、道路の水たまりに赤トンボが群れていたものだったが、今は台風が過ぎても、すっきりとした秋晴れにはならないし、この谷戸では、トンボの姿もほとんど見なくなった。数年前に赤トンボの群れを見たこともあったが、それ以後、群れを見ることはない。シオカラやムギワラも毎年見かけるが、次第に減って、今年はせいぜい1~2匹程度で、谷戸の谷川の水量が減ると共に、やがて姿を消すのも時間の問題だと思われる。 カエルは、越してきてから1度も見たことがない。すでに水田がなくなって、畑と荒地になっていて、カエルの生息する環境ではなくなっていたのだろう。ただ、ヒキガエルは、十数年前までは棲息していた。近くに小さな沼があって、毎年春には、ヒキガエルが集まって、ガーガー鳴きながら、産卵していた。玄関先の生ごみ入れのバケツに集まる虫を食べに、大きなヒキガエルが、バケツの上にドンと座っていたものだった。それも、沼が干上がって、終わった。   ヒキガエル谷戸の小沼が干上がって 生ごみバケツ重し失なう

10月21日(水)チター教室

  チター教室は、新宿住友ビルの 10 階だが、このビルは、通称「三角ビル」といって、1階には「三角広場」という広い空間があり、時々、様々なイベントが行なわれる。今日は、若い「女の子」が、広場周辺やビルの外にまで群れていて、ポスターをちらりと見ると、どうやら男の「歌手グループ」のイベントらしい。徳見「この分では、(いつも食事するレストランも)混んでるかも……」というが、「まだ 11:30 前だし、あんな店にまでは行かないだろう……」などと思いつつ、地下1階のディシャーズへ行くと、いつもがら空きの店内は、「女の子」たちで8割がた埋まっている。なるほどねぇ、お店にとっては、ありがたいイベントなのだ。しかし、どう見ても、「女の子」の好みに合いそうなメニューはなさそうだけど……などと、余計な心配をしてしまう。もっとも「女の子の好みのメニュー」がどんなものか、私にはよく分からないけれど……。  チター教室は、渡部先生と生徒5人である。先生のことを、徳見と私は、敬愛をこめて「オタカさん(名前が孝子なので)」 と言い慣わしている。今日、しげしげとオタカさんの背中を見ると、大分丸くなっていて、「 オバアサン 」という感じである。帰りの「雑談」で、オタカさんに「内藤先生が亡くなって、もう2年ぐらいなるでしょうか、何歳でしたかねぇ……」と水を向けると、「そうねぇ、私が2つ下だから……」と言う。そうか、内藤先生と私は同じ歳で、オタカさんは私よりずっと若いと思っていたけど! チター協会の前途は、また少し暗くなってしまったような気がして、残念でならない。  レッスンが終わって教室を出ても、まだ「女の子」の群れは絶えていない。こんなにたくさん「音楽が好きな?女の子」がいるのだから、チターをやりたいという子が一人ぐらいいてもいいだろうにねぇ……などと徳見に言えば、バカにされるだけだろうから、黙って帰路に着くのだった。   宗教のようなグループ歌手ありて チター奏者は求道者(ぐどうしゃ)に似て

10月20日(火)北部病院点滴

  チャリにしようか、バスにしようか、迷ったあげく、「トシだし、チャリは危ないから……」と、自分に納得させて、バス・電車で北部病院へ。 3 週間に1 度の抗ガン剤点滴の日、前回はハナが不調で来なかったが(9 .29 )、今日は元気そう。 久保田 Dr. の診察で、貧血の心配のこと( 10.12 )を聞くと、「全然問題ない!」とのことで、予定通り抗ガン剤の点滴をすることになる。診察が終わるころ、ハナが突然「……いきなり急変するっていうことはあるんですか?」とドクターに問う。質問の意味をとらえかねてか、ドクター一瞬つまったが、「この病気で急変することはないと思う」と言うと、ハナ「海外旅行へ行っても大丈夫ですか?  2 月か 3 月に行きたいんだよね」「抗がん剤と言うのは、時間を作るためにやっているのだから、何をしようが、本人の自由です。もちろん海外で何かあったら、そのリスクは自己責任ですよ」と、ドクターは、ハナが私を海外旅行に連れて行く話かと思ったようだ。ハナもその勘違いに気づいて、「違う、連れて行かないですよ。私が旅行中に(シマダが)入院しちゃって……」と言い、ドクター「何だ、話の流れから言うと、連れて行ってもらえるかと思ったけど、連れて行ってくれないんだって……! よくあるじゃない、最後におじいちゃんをハワイに連れて行ってやるとか……、そうじゃないんだ!」と、全員大笑いのうちに、楽しく診察が終わったのだった。   飛行機に一度も乗ったことがない などと言っても誰も信じず

10月19日(月)多摩プール(22)

  サキの息子フウヤ(小4)も来るというので、プールに入るかと思いきや「(サキと二人で)ゲーセンに行く」という。プール近くの多摩センターに、大きなゲーセンがあるという。 85 歳のジイサンにも、ゲーセンが「ゲームセンター」の略だということぐらいは分かるが、昔のパチンコやスロットなどの「玉転がし」程度のイメージしかない。先日、サキに連れられて、港北東急内のそれらしい場所を通ったが、いろんな機械が並んでいて、何が何やら分からないが、「玉転がし」とは全く違うらしいことだけは分かった。 フウヤは運動会の振替だというが、多摩プールも同様、子どもたちでにぎわっている。徳見はいつものように 37 ℃のリラクゼーションプール(通称・お風呂)であたたまったり、 31 ℃の「 25 メートルプール」や「流れるプール」で、ストレッチしたりするが、1時間ほどすると、「あまり気持ちよくならないなぁ……」と、プールを出てしまう。外食と同様で、私の介助ではあまり楽しくないようだ! 午後は、ゲーセンで取ったというお菓子をビニール袋につめ込んで「モトを取ったよねぇ……」というフウヤと、「フウヤは 1500 円、私は 1000 円ぐらいかなぁ……」と満足げなサキと一緒に、フウヤの希望で、「ピザ食べ放題」の店へ。前回(8 .26 )同様、フウヤは、最後のひと切れが食べきれずに、その大部分を私の胃袋に収めたが、フウヤにつられて、私もピザ食べ放題に挑戦して、「よく食べたねぇ……」と徳見を驚かせた。   ゲーセンを楽しむ親子横浜に カジノがなくて幸か不幸か

10月18日(日)横浜市長選

  「入れたい人がいないなぁ……」と言いながらも、「天気もいいし、どこかでおいしいものでも食べてこようか」などと、徳見は電動車イスで 10 分ほどの小学校へ向かう。途中、バッテリーの残量メーターが1メモリ減る。投票を終えて、さて、あざみ野駅方面で食事でも……と思ったのだが、残量メーターがさらに減っていて、5メモリのうち、残り2メモリになっている。3日にフル充電したはずだし( 10. 3)、以前と同じ症状である(8 . 2)。そのときはすぐにバッテリーを交換したのだから、バッテリーはまだ新品同様のはずだ。もしかしたら、原因はバッテリーではなく、メーターにあるのかもしれない……などと思ったりしたけれど、とにかく、この状態では、駅まで行くわけにはいかない……。 ――というわけで、近くのドラッグストアで買物して帰宅。「おいしいものを食いそこなったねぇ……」と私。「おいしいものって何? どこにそんな店はあるの?」「う~ん、たくさんあるけど、ないなぁ~(徳見の口に合う店は)!」と、笑い話で今日の外出は終わった。   選挙とは強制された自己決定 選ぶ対象制限されて  

10月17日(土)トマトカレー

今年の夏は、予想に反してあまり暑くなくて、せっかく買い替えたエアコンのスイッチを、とうとう1度も入れなかった。来年の夏は……などと書きかけて、生きているかどうか、などとすぐに思ってしまい、書く手が止まってしまう。昨日のヤマザキ Dr. の定年の話もしかりで、「あと3年」で話が終わってしまう。過去と今しかないので、何とも不便でしかたがない。 しかたがないから、今日の「どうでもいい」話。おととい、木曜のヘルパーと徳見が作った「鶏肉とトマトの煮込み」、私がこの夏採って冷凍してあるミニトマトをたっぷりと使っているのだが、おそらく作っているとき、徳見は、「トマトを入れれば、すっぱいから、自分は食べられない」とは、まったく念頭になく、「冷凍庫にトマトがたくさんあるから、ジャンジャン入れちゃえ」とばかり、鍋に放り込んだはずだ(私は留守で、見ていないけれど……)。 夕食に徳見「この煮物、すっぱくてまずい!」と言いつつ、少しばかり食べた。昨日も同様で、鍋1つの煮物がなかなか減らない。やむなく !? 今日、ジャガイモと玉ねぎ・ニンジンを足して、カレーに仕立て直した。「このカレー、ちょっとすっぱいなぁ……」と言いつつも、何とか食べたから、一応成功といえるだろう。   柿の実の 取る人もなく 谷戸の暮れ

10月16日(金)鶴見大歯科

  私の顔を見るなり「徳見さんは?」と、ヤマザキ Dr. 。「もう来る必要がないと言ってました」と言うと、「(歯の磨き方が)丁寧で(歯が)きれいだからねぇ……」と苦笑い?する。 私の治療は、「割れている歯の部分が腫れたけれど、いただいていた抗生剤を飲んだら、すぐ治った」と「報告」すると、「いずれは抜かなくてはならないけど……」と言いつつ(6 .16 )、口の中をきれいに「掃除」した後、抗生剤を出してくれた。 帰りがけ「徳見さんは来たほうがいいんでしょうか?」「そうねぇ、年に1度ぐらいは……」。ついでに、「先生は、いつまでここに……?」と聞いてみると「あと3年ぐらいはいますよ」とのこと。もう 33 年の「つきあい」になるが(7 . 8)、あと3年で「定年までのおつきあい」になるわけだ――私の命がもつかどうか分からないけれど……。   今はまだ流れはあれど里山の 谷戸の谷間のひとすじの川

10月15日(木)北部病院CT検査

  13:00 木曜のヘルパー来訪。入れ替わりに出て、チャリであざみ野駅へ。「センター南」の北部病院で、 14:30 CT 検査の予約だが、検査時間には検査は終わってしまった。 肝臓に転位したガンの状態を CT で見ることによって、胃ガンの状況が分かるらしい。前回の検査では、転位した肝臓のガンも少し小さくなっているので、胃ガンも同様に小さくなっているだろうという(7 .21 )。それなら、胃カメラで直接見ればいいのではないかと、素人考えでは思うのだが、 Dr. クボタは「それはもう少し先の話だ」と言う。やはり専門家には「専門家の判断」というものがあるようだ。 帰りは、あざみ野駅前のオーケーで、徳見の「四つ葉牛乳 6 本」「龍角散のど飴 3 袋」などを買って、東急ストアの駐輪場(1 h45m 150 円)に置いたチャリで帰路につく。   2つある 造影剤の 針の跡

10月14日(水)多摩プール(21)

  プールには、月曜か水曜しか行けない。月曜は、学校の代休があったりして、けっこう子どもがいてにぎやかだったりするが、久しぶりの水曜のプールは、人も少なく、静かである。そのせいかどうか、水温が 30.8 ℃と、いつもより 0.5 ℃ほど低い。室温も下がってきているから、 37 ℃の「リラクゼーションプール(通称・お風呂)から移動すると、少し冷たく感じる。それでも、プールと「お風呂」を往復して、1時間半ほど、ゆっくりと水中歩行をする。 「お風呂」は、ジイさん・バアさんの「溜まり場」である。顔はいつも見ているが、話したことがないバアさん(仮にホコと名付ける)と、「お風呂」で隣り合わせになると、まるで以前から話し合っていたかのように、きわめて自然に会話がはじまる。ホコは、毎日プールに来ているらしく、いつも、 50 メートルの、首までつかるプールで「水中歩行」をしている。 50 メートルプールはスロープがないので、徳見は 25 メートルの、胸までのプールしか使えない。  プールの後は、「外出ボラ」をしてくれているサキと「はま寿司」で、のんびりと食事である。 昨日・おとといと、ナメクジとゴキブリが、一緒にハトエサを食べに来ていたのだが、今日は、ナメ・ゴキ共に姿を見せない。フタリがつるんでいるわけでもないだろうし、ただの偶然にすぎないはずだが、今後の展開が楽しみではある……。   ナメとゴキつるんでハトエサ食べにくる おとぎ話になるわけもなし

10月13日(火)ナメとゴキ

  ここ数日、キジバトが3羽しか来ない。1羽は以前からいた「腫瘍バト」で、頭や顔の腫瘍が小さくなっている。腫瘍バトは3羽いたが、この1羽だけ生き残っているらしい。今日、たまたま3羽一緒に来たので、この谷戸にいるキジバトは3羽だと分かったのだが、このところ、いつも1羽ずつしか、エサを食べに来なかったのである。 この「船頭(地名)の谷戸」は、周りをすべて住宅地に囲まれていて、外から生物が侵入することは、ほとんどない(と思う)。もちろん、鳥などは一時的に「滞在」することはあるけれど、それもしだいに少なくなっている。この谷戸からキジバトが消滅するのは時間の問題なのだろう( 10. 2)。 ハトの「エサ台」に、夜になると、ナメクジとゴキブリが、ハトのエサを食べに来る。ナメクジが、地面から 2 メートルも這い上がってくるのも驚きだが、こんな「遠く」に、エサがあることを知覚することにもびっくりする。 2 匹が「仲良く」ハトエサを食べているのを見た徳見、笑いながら「ナメクジは許せるけど、ゴキブリはダメだ!」と窓を開ける。ゴキブリは瞬時に姿を消す。   里山に残るキジバト3羽のみ 谷戸の自然よハト救えるか

10月12日(月)貧血

  最近、体に力が入らない状態で、抗ガン剤の副作用かと思っていたが、昨夜、右足の膝から下が「抜けるように」痛くなった。どう表現したらいいか分からないが、とにかく足が抜けそうに痛い。たぶん5分程度で収まったが、少し前には、左足の膝から下が激しく痙攣して、これも5分程度で収まった。 1年ほど前、貧血で9日間入院したのだが、その前にも、同じように痙攣と「足が抜けるような痛み」が頻発したので、このところの身体のだるさとも思い合わせると、どうやらまた胃ガンからの出血による貧血が再発したのではないかと思い、先日もらった血液検査の表を見直してみた。すると、赤血球数と血色素(ヘモグロビン)量が基準よりも低い。しかし、ドクターもこのデータを見ているはずだから、もし治療が必要なほどの貧血なら、何とか言うはずだ。――もしかしたら、見ていないかもしれない! 医者は自分に必要なデータしか見ないということもありうるだろうから……。 まだ歩けることを確認するために !?  近くのスーパーとドラッグストアへ「散歩がてらの買物」に行く。谷戸の外へ出るための坂道を越えて、「普通に」歩けば往復 30 分程度を1時間ほどかかって……。 昨年の入院前よりはまだマシのようだった!   来年も尾のないヤモリよ窓に来て ペタリ張りつき伸びた尾見せよ

10月11日(日)陶芸の会食

  「陶芸グループ」で、年に2回の「会食」の日。午前中、それぞれに作品作りをした後、参加者 16 人、崎陽軒の仕出し弁当「秋のかながわ味わい弁当」( 1200 円)、また参加者の誰だれやらからのケーキやクッキー・リンゴなどの「差し入れ」もあり、楽しく、和気あいあいの時を過ごしたのだった……。 さて、帰宅した徳見、開口一番「崎陽軒の弁当、まずかったねぇ! どうだった?」と言う。予想通りなので、少しも驚かず、「あまりうまくなかったけど、抗ガン剤で味覚が鈍になってるからねぇ……。おいしいという声も聞こえたけど……」と、無難にやり過ごす。しかし、あれで 1200 円なら、サイゼで食ったほうが、まだマシかという気がしないでもないけれど、みんなでサイゼへいくわけにもいかないし、どこで食べても二人の味覚は変わらないのだから、「味」だけで、今日の会食を評価するのは僭越というものだ! ひと休みの後、かつお節と昆布でだしをとって、昨日のフキと冷凍してある練り物数点をしょうゆ味で煮て、夕食に食べる。案の定、フキは、何の自己主張もしない。ただ存在しているだけである。繊維質がたくさんありそうだし、「栄養的」にも「増量材」としても意味はあるかもしれないが、手間をかけてまで食べるかどうか、思案のしどころではある……。   フキノトウ トウが立ったら茎がのび 春は食材秋は雑草

10月10日(土)秋のフキ

  今日も朝から「お日様ニコニコ」で、散歩でも行こうかと言うと、徳見もその気になったらしいが、 11:00 ごろ、私が「朝寝」を終えて、声をかけると、横になったまま「ん~、行かない……」という。一人で外食してもつまらないので、料理作りなどはじめる。 「山」の雑草が元気に茂っているすき間に、紫がかったピンク色の大ぶりの花が何輪か見えるので、久しぶりに鎌を持って草刈りをやりはじめた。花の正体は、昔、長野から持ってきたコルチカムだと分かったが、雑草の間にフキがたくさんあって、夏の初めごろに採って食べた のと同じようなので (5 . 7) 、「秋のフキも食べられるかもしれない……」と、急きょ草刈りを中断して、試しに 25 本採って食べてみることにした。 葉を落として、フキの皮をむく。夏のフキは、アクで指が黒茶色に染まるのだが、この秋のフキは、ほとんど染まらない。う~ん、もしかしたら、山菜の「うまみ」が全然ない、つまらない味かもしれない……と、悪い予感がする。とにかく、夏のフキ同様に、下茹でをして、今日の作業は終了して、料理は明日ということになる。   里山に雑草という名の草あまた たとえばイノコヅチなどという

10月9日(金)役所・ヘルパー・いわい整形外科

 9 :30 ごろ突然、若い女性来訪。役所の「担当者」がアポなしで来るのは初めてで、徳見もびっくり。6 .15 のブログに『以前の担当者・マツモトから、このタカハシに代わり、この4月 16 日に、徳見家に二人で「あいさつ」に来た。 15 分程度のやりとりだったが、タカハシは、ほとんど口をきかなかった。「何か愛想がないなぁ……」という印象を持ったことを思い出した』と書いたが、今日はとても「愛想」もよく、にこやかで感じもいい。つい調子に乗って「徳見裁判」のことなどもしゃべってしまう。昔なら「口が軽い!」と徳見に叱られるところだが、今日は何も言わない。帰りがけに「また突然来てもいいですか?」と言う。生活保護者は外出などしないとでも思っているのだろうか !?   11:00 金曜のヘルパー来訪。「料理がとても好き」というが、残念ながら入浴だけで、料理をしてもらう時間がほとんどない。入浴している間に、昨日のヘルパーがゆでていったサトイモをつぶし、ニンジン・タマネギを下処理をすると、入浴が終わって、残り時間 20 分。ヘルパーに「サトイモサラダ」の仕上げをお願いすると、徳見も一緒に、「ツナを入れよう、コーンも加えて、アッ、粒辛子はどうだろう……」などと、楽し気にはじめる。 16:00 タクシーを呼んで「いわい整形」へ。針も置き針もやったというが、帰宅後、針の反応が出たのか、「今日もチターやらない」と、夕食後、そのまま寝室に引き上げてしまった。   料理好きヘルパー来ても時間なし 介護保険役にも立たず

10月8日(木)昨日の疲れ

  朝から上天気で、朝食後すぐに干しリンゴ作り( 10. 1)。リンゴは、先日(9 .23 )さっちゃんが持ってきてくれたのが残っている。しかし、これで最後なので、また楽天で注文した。冬になると、2階南側の窓辺でもほとんど日が当たらなくなるので、リンゴを干すのに苦労するので、今のうちに「作り溜め」しておきたいのである。   13:00 木曜のヘルパー来訪。徳見はヘルパーと一緒に料理作りと入浴の後、 15:30 ヘルパーが帰った後は、横になって一休み。夕食後、いつもの 19:00 ごろからのチター練習は、「かったるいから、やらない」と、そのまま横になってしまう。どうやら昨日の疲れがまだ残っているらしい。  私は朝、リンゴを干してから1時間、昼、ヘルパーが食事作りの間、1時間、朝寝昼寝をしたが、夜になった今では、横になればすぐに眠れそうだ。    カーテンに バッタの揺れて 谷戸は闇

10月7日(水)チター教室

 今日のチター教室は、ちょうどシソの穂が採りごろなので、ヨシノ先生とフジイ・ネギシの3人分を持参する。3人とも、「ああ、いい香り……」などと喜んでくれた。  あざみ野駅から青山一丁目まで、田園都市線と地下鉄がつながって、必ず座れる各駅停車で、正味 40 分ほど、行きも帰りも、時には半眼で、ウツラウツラとして過ごすことが多い。  思えば、高校で電車通学をして以来、仕事で通うようになってからも、電車では、どんなにすいていても、座ったことがほとんどない。いつも ドア付近に立って文庫本を読んでいた。通勤通学の混む時間帯でも同じである。そのころは新聞を読む人も多かった。混んでいる車中で、器用に新聞を折りたたんで読んでいる人が何人もいて、感心したものだ。最近、車中で新聞を読む人を全く見かけないのは、通勤通学の時間帯に乗る機会がないためだろうか。おそらく、今はスマホがあるから、車中で新聞を広げるなどという面倒なことはしないのだろう。  横浜で塾を始めてからは、「車生活」となって、電車に乗ることはほとんどなくなった。それでも、時々は電車に乗る必要があった。詳しいことは分からないが、ちょうど国鉄の民営化と共に、合理化・機械化・自動化などの波が押し寄せて、まず「切符切り」がいなくなり、切符の自動販売機が登場して、切符の買い方が分からなくなったりしたものだ。  徳見と知り合って、車イスで電車に乗るのに苦労したのもそのころだった。どこの駅にもエレベーターがない時代だった。初めのうちは、駅の階段の下で、上を見上げていると、駅員が飛んできて、車イスをかつぎ上げてくれた。そのうち、合理化で駅員が減って、来なくなった。階段を見上げていると、通行人や駅の利用者がパラパラと寄ってきて、かつぎ上げてくれた。バリアフリー化が進んだ今は、車イスをかつぎ上げるなどという発想もなくなったのだろう、階段を見上げていても、誰も寄って来ない……。    幼児から分離教育する国は バリアフリーも障害者排除

10月6日(火)北部病院内科/いわい整形外科

 抗ガン剤の影響で、副腎皮質ホルモン「コルチゾール」が出なくなったので、コートリルという薬を一生飲み続ける必要があり(7 .14 )、そのための内科の診察と薬の処方。 12 時前に終わり、あざみ野駅前のスーパー・オーケーで、牛乳6本、リュックサックに背負って、バス停から「山道」を、左足の心配をしながら、ノッタリ~ノッタラリ~と歩く。  今これを書きながら、どうして今朝出発するとき、自転車で駅まで行こうと思わなかったのか、我ながら不思議に思う。天気もいいし、帰りに6キロほどの荷物(牛乳)を持って帰ることは分かっていたのだから、左足のためにも、当然自転車で行くはずなのだ。しかし、どういうわけか、そのときは自転車のことは、まったく念頭になく、当然のごとく、徒歩・バスで出かけた。  抗ガン剤のせいか、頭がぼ~っとした状態が続いているし、どうも、判断力が大分低下しているらしい。こんな状態で自転車などに乗ったら、あぶないかもしれない。結果的には、バスで行って良かったのかもしれない……などと、今日の行動を正当化するのだった。  夕方は徳見の整形外科通院。こちらのほうは、往復タクシーだから、何の心配もない。タクシー代も市から支給されるので、カネの心配も無用だ。    抗ガン剤ホルモン剤で生かされて 金の切れ目も命の切れ目

10月5日(月)多摩プール(20)

 「サラダ油は業務スーパーでもいいけど、オリーブオイルはねぇ……」と言うと、サキが「前、サイゼリで買ってたよ」と、思い出させてくれた。そこで、業スで買物して、多摩プールで水中歩行の後、玉川学園近くのサイゼリヤへ。「久しぶりだけど、まだ店はつぶれてないだろうかねぇ……」などと、半分本気で言いながら……(6 .10 、7 . 6)。  当然ながら !? 店はまだあって、徳見はいつものように、ドリンクバーのカフェラテを3~4ハイ飲んで、エビサラダ・ビザ・パスタなどをつまんで、「ハラが苦しい!」と叫ぶ。「持ち帰り」のオリーブオイルは 1200 円。確か、以前買ったときには 800 円ぐらいだったような気がする。消費税を入れても 900 円ぐらいだから、 けっこう値上がりしているようだ。とにかくこのご時世、何もかも値上がりである。それでも、モノがあるうちはいいのだろう。そのうち、モノもなくなって、おサツなど、ただの紙切れ同然になってしまう時代がまた来るかもしれない、などと――まぁ、これは単なる妄想に過ぎないかもしれないが……。     プールでの水中歩行いつまでも わが命尽き果てるまで

10月4日(日)ミカ母

 朝食後、徳見に昨日のスシローのレシートを見せる。「麺が3つになっているけど、確か1個は返したよね」と、しっかりと覚えている。「……で、どうする。お金返してもらう?」と言うと、「ふ~ん」と言ったきり、何の反応もない。昔の徳見なら、もう少し何らかの反応があったはずだと思うが……。とにかくこれで、「スシロー問題」は、私の「一人相撲」に終わった。   これまで、火・木・金のヘルパーが、食事作りをしてくれていたが、火・金は「入浴だけ」になってしまい、料理は木曜のヘルパー1回だけになってしまったのである。今日も、徳見のメインディッシュがないので、午後から何か作らなければならないなぁ、とりあえず私の作れるポテトサラダでも……と思ったが、マヨネーズが切れてしまっている。 以前手作りしていたのを思い出したが、卵は黄身だけで、油を少しずつ加えてかき混ぜて……などと、大した手間ではないのだが、何となく面倒で、やっていなかった。念のためネットで「作り方」を見ていたら、「材料をすべて加えて、ハンドミキサーでかき回すだけ。卵は全卵で、カラザだけとる」というのがあって、「これはいいや!」と、さっそくやってみた。ゴマ油(しかない)で、カラザもとらずに、材料を全部ぶち込んで、ガーッとかき回すと、あっという間に完成してしまった。できたマヨネーズを徳見に味見してもらうと「しつこい」といって、どうやらゴマ油では口に合わないようだ。やはり、サラダ油が必要だなぁ……などと思案していると、ミカ母(9 .18 )が、食事を作りにきてくれた。徳見の食事作りのヘルパーがいなくなったのを心配してくれていたようだ。「救いの神現る」という感じである。 ミカ母は、ひよこ豆やニンジン・玉ねぎなどの食材も持参して、「おしゃべり」なども楽しみつつ、徳見と共にスープ作りである。徳見がチョコチョコと口を出すのを、迷惑がる様子もなく、一緒になって料理作りを楽しんでいるようだった。    料理には作る楽しさあればいい うまそうに食う人いればなお

10月3日(土)スシロー

 電動車イスで「散歩」に出るのは9月8日以来である。私はママチャリで、徳見の後になり先になりする。日ざしは暑いぐらいだが、気温がさほど高くないので、汗をかくほどではない。 15 分ほで「あざみ野ガーデンズ」に着く。とくに目的があって来たわけではないので、とりあえずスシローで食事をすることになる。そのあと、スーパーで買物して帰宅。「スシローは、まずかったねぇ……」というのが、今日の徳見の感想である。  私は……この文章を書くために、スシローのレシートを見ていたところ、スシ皿5点と麺類3点となっている。ン? 確か麺は2つ頼んで、食べ終わったころ、もう一つの麺が運ばれてきたので、店員に「頼んでないよ!」と言うと、すぐに持って行ったので、レシートにある「 500 円麺類・ 510 円麺類・ 580 円麺類」のどれか一つは、明らかに間違いである。  さて、こうした場合、どうすべきなのだろうか。もちろん電話ではラチがあかないだろうから、明日、店へ行ってレシートを見せて返金してもらうか、しかし、「わずか」 500 円ぐらいのことで、また電動車イスとチャリで出かけるわけにもいかない。何となく釈然としないけれど、 500 円玉をドブに落としたと思ってあきらめるとしようか……。そもそもレシートなど見なければ、こんな、つまらない「悩み」など持つこともなかったんだよなぁ……、などと後悔したのだった。  ところで、この話を徳見にするかどうか? 「 500 円ぐらいいいよ!」と言うか、「金額の問題ではない!」として、スジを通すために、明日、再びガーデンズまで「散歩」に出かけるか……。徳見にボールを投げるのもおもしろいかもしれない!      せっかくの寿司屋でなんでラーメンだ 寿司がまずいか食うものないか   【1年前の今日⑨ 2025.10. 3 】北部病院腫瘍内科診察 ハナとチハルが来てくれて、初めての久保田 Dr. の診察――というより、化学療法をするかどうか「自己決定」するための、抗がん剤治療の説明。「薬物療法は、ガンの進行を抑えるだけ。人生は1回しかないのだから、抗がん剤で、1年でも長生きするのは、お孫さんの成長を見守るとか、それだけでもムダではないと思うよ」と、チハル(孫)の顔を見ながら、「 84 歳という年齢で、なお『延命治療』...

10月2日(金)消える野生動物

 昨日の青空がウソのように、どんよりとした曇り空で、「ハトが来ないなぁ……」と、徳見は窓辺の「ハトのエサ台」を眺める。これまでは、毎日数回はキジバトがエサをついばみに来た。一度に来る数は4~5羽以上、多いときは 10 羽も来たことがある。しかし、ここ1か月以上の雨続きの間は、せいぜい1~2羽程度になってしまった。  私がここに引っ越してきた 30 年前には、タヌキの姿を2度見かけたが、周りを市街地に囲まれた閉鎖環境にある「船頭の谷戸」の生態系では、すでにタヌキの姿はなく、キジもコジュケイも消えた。ときどき姿を見せたハクビシンやアライグマも、すぐに消えてしまった。ヘビもここ数年見かけないし、ヒキガエルもいなくなった。 哺乳類も鳥類も爬虫類も両生類も、大きい順に、だんだんと消えていく。この谷戸では一番大きい野生動物になってしまったキジバトが、いよいよ消える番になってしまったのだろうか。  今日は、午前中、一度だけ2羽来たが、そのうちの1羽は、3羽いた「腫瘍のハト(9 .19 )」の一羽だった。    里山に 30 年の時が経ち 谷戸もしだいに痩せ衰えて

10月1日(木)干しリンゴ

 久しぶりに朝から青空で、さっそく干しリンゴ作り。8月 20 日に 40 個届いたリンゴ(8 .20 )が、雨続きでなかなか干せず、まだ 13 個残っている。そのうちの6個を、「皮むき器」で、「あっという間に」皮をむき、半割りにして、さらにそれを半分にして、さらに4つに切る。6×2×2×4= 72 個を、「干し網」に入れて、2階の南側の窓の外につるす。  今日1日では完成しない。もう一日干さなければならないのだが、明日からまた天気は下り坂らしい。どうやらまた、「雨の晴れ間」をぬって干すことになりそうだ。日に当たらない間は、冷蔵庫に入れないと、長雨が続くとカビが生える恐れもある。当分は手間がかかりそうだ。   13:00 木曜のヘルパー来訪。徳見は一緒に料理をしたり、入浴したりして、終わればもう 15:30 だ。朝の段階では、「天気がいいから、散歩がてら買物でもして来ようか……」などと思っていたのだが、このところの雨もようの下での外出続きのせいか、何となくそんな気になれず、せっかくのお日様にあたることもなく、日が暮れて、久しぶりに月の姿を見ることができた。    いつの間に 中秋すぎて 月も痩せ