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10月25日(日)ミカ母

 昼近く、ミカ母が、自称「料理ボランティア」として来てくれる( 10. 4)。冷蔵庫に入りきれないニンジン・玉ねぎ・シイタケや、野菜ボックスの食材を眺めて、徳見と二人、「何を作ろうか?」などと、あれこれ思案して、昨日買った「黒毛和牛」をたっぷり使ったチンジャオロースを作ることになったようだ。もちろんこれは、ミカ母の発案で、徳見には「チンジャオロース」などは、言葉だけは知っているが、どんなものか、どう作るかなどは、皆目見当もつかないはずだ。 徳見の発案は、「ニンジンがたくさんあるから、ニンジンナムルを……」というので、私が、以前ネットで 2000 円余り出して買った「千切りマシーン」を取り出して、ニンジンの千切りを作る。この「マシーン」は、手回しなので、「千切り機」ではなく「千切り器」なのだが、セットしたり洗ったりが面倒だという先入観が徳見にはあって、ヘルパーにはほとんど使わせない。今日はどういう風の吹き回しか、私に使えというのだった。使ってみれば、セットも簡単、どんぶり一杯の千切りがあっという間にできあがり、洗うのも大した手間ではないという「すぐれもの」だが、「牛刀をもって鶏頭を切る」の感は否めない! 何はともあれ、こうして今日の夕食は、久しぶりに豊かでリッチな気分を味わったのだった。   食材を見れば料理がわいてくる そういうものにワタシはなりたい 

10月24日(土)マコト・サッカー

 徳見の娘ハナの連れ合い・マコトが、昼過ぎ突然来訪。  今日は朝から雨。予報では1日中雨。何の予定もないので、のんびり「日常生活」をしていると、抗ガン剤のせいか、眠くなって、1時間以上朝寝。昼近くにまた1時間ほど。昼食後、 PC (パソコン)の前に座って電源を入れて、「さて……」とキーボードをたたこうとすると、また眠くなって、 PC を sleep にして、こっちもスリープ状態になる。  ウトウトしていると、マコトから「これから行っていいか」という電話。生返事をしてそのまま眠ってしまう。やがて、徳見の「マコトさんが来たよ!」という声で起こされる。  ――というわけで、マコトが突然来たのだ、仕事用の日産バネットのバンで、大阪の土産と、近くのシャトレーゼで買ったケーキなどを持って。  明日「料理ボラ」が来てくれるので、「雨だけど、近くのスーパーで買物など……」と思っていたところなので、ケーキやコーヒーなどして、ひとわたり話が一段落すると、徳見も一緒に、マコト車で、ロピアやマルエツへ。  マコトは、夕方から、サッカーの「集まり」があるという。彼は日系ブラジル2世で、サッカーが盛んな国で育った。「仕事の関係やらで、いつの間にかサッカーの好きな連中が集まってきて、若いのはチハルぐらいの歳( 30 歳)もいて、一緒にサッカーをやるのだ」と言う。詳しいことは分からないが、1人で日本に来て、家族を養うために「3K仕事」をひたすら続けてきている彼が、サッカーを、仲間を作ってやっているらしい。もはやクニへ帰ることもなく、「日本人」として生きてきた 40 年あまりの時間の中で、ふるさと・ブラジルにつながるサッカーを楽しむことができるとしたら、彼のために、ささやかに喜んでやりたいと思う。    日本人ファーストなどと言うけれど 立場変われば自分が外人

10月23日(金)大根葉・ニンジン葉

 火・金曜は、9月半ばから、新しいヘルパーが、入浴専門――というより、時間が短くて( 90 分)ほとんど入浴しか時間がないのだが、今日も、 11:00 に来て、入浴が終わり、ベッドシーツの交換などをすると、もう 12:30 近く、帰る時間である。  今日のヘルパーは、「料理が好き」と自称するだけあって、初めて来た日、たまたまモヤシがあって、 20 分ほど時間があったので、「モヤシのナムル」を、手早くおいしく作ってくれた(9 .25 )。  おととい、三里塚から産直野菜が届き、葉付きのダイコンと葉付きニンジンが入っていた。大根葉は、「ふりかけ」にしたり、みそ汁に入れたりできるのだが、徳見は、「おかず」はおかず、「ごはん」は、白ごはんのまま食べるので、ふりかけはほとんど食べない。また、みそ汁が好きではない。  ニンジン葉はふりかけ風にするのがせいぜいである。以前、食パン作りに入れたこともあった。きれいな緑色の食パンができた。まずくはないが、大しておいしくもないし、水分計算が面倒なので、1度やったきりである。  大根葉は人にやれば喜ばれる。しかし、ニンジン葉はもらい手がなくて、涙をのんで山へ帰してしまう。  そんなわけで、今日もし、時間があったら、大根葉とニンジン葉料理の「相談」をしようかと思っていたのだが、残念ながらその時間はなく、持って帰っていただいた。次回、とくにニンジン葉がどんな料理になったか、聞くのが楽しみだが、しかし、聞くわけにはいかないだろうなぁ……もし使いようがなくて捨ててしまったとしたら、返事に困るだろうからねぇ……!    三里塚爆音の下で 無農薬野菜を作る農民がいて

10月22日(木)トンボとカエル

 「気持ちのいい秋晴れで……」と言いつつケアマネ来訪。「山女」を自称するだけに、この「船頭(地名)谷戸」に入る3本の道のうち、「山道」を歩いてくる。  そういえば、「秋晴れ」などという言葉も、ついぞ忘れていた。子どものころ、東京でも、「台風一過の秋晴れ」の下で、道路の水たまりに赤トンボが群れていたものだったが、今は台風が過ぎても、すっきりとした秋晴れにはならないし、この谷戸では、トンボの姿もほとんど見なくなった。数年前に赤トンボの群れを見たこともあったが、それ以後、群れを見ることはない。シオカラやムギワラも毎年見かけるが、次第に減って、今年はせいぜい1~2匹程度で、谷戸の谷川の水量が減ると共に、やがて姿を消すのも時間の問題だと思われる。 カエルは、越してきてから1度も見たことがない。すでに水田がなくなって、畑と荒地になっていて、カエルの生息する環境ではなくなっていたのだろう。ただ、ヒキガエルは、十数年前までは棲息していた。近くに小さな沼があって、毎年春には、ヒキガエルが集まって、ガーガー鳴きながら、産卵していた。玄関先の生ごみ入れのバケツに集まる虫を食べに、大きなヒキガエルが、バケツの上にドンと座っていたものだった。それも、沼が干上がって、終わった。   ヒキガエル谷戸の小沼が干上がって 生ごみバケツ重し失なう

10月21日(水)チター教室

  チター教室は、新宿住友ビルの 10 階だが、このビルは、通称「三角ビル」といって、1階には「三角広場」という広い空間があり、時々、様々なイベントが行なわれる。今日は、若い「女の子」が、広場周辺やビルの外にまで群れていて、ポスターをちらりと見ると、どうやら男の「歌手グループ」のイベントらしい。徳見「この分では、(いつも食事するレストランも)混んでるかも……」というが、「まだ 11:30 前だし、あんな店にまでは行かないだろう……」などと思いつつ、地下1階のディシャーズへ行くと、いつもがら空きの店内は、「女の子」たちで8割がた埋まっている。なるほどねぇ、お店にとっては、ありがたいイベントなのだ。しかし、どう見ても、「女の子」の好みに合いそうなメニューはなさそうだけど……などと、余計な心配をしてしまう。もっとも「女の子の好みのメニュー」がどんなものか、私にはよく分からないけれど……。  チター教室は、渡部先生と生徒5人である。先生のことを、徳見と私は、敬愛をこめて「オタカさん(名前が孝子なので)」 と言い慣わしている。今日、しげしげとオタカさんの背中を見ると、大分丸くなっていて、「 オバアサン 」という感じである。帰りの「雑談」で、オタカさんに「内藤先生が亡くなって、もう2年ぐらいなるでしょうか、何歳でしたかねぇ……」と水を向けると、「そうねぇ、私が2つ下だから……」と言う。そうか、内藤先生と私は同じ歳で、オタカさんは私よりずっと若いと思っていたけど! チター協会の前途は、また少し暗くなってしまったような気がして、残念でならない。  レッスンが終わって教室を出ても、まだ「女の子」の群れは絶えていない。こんなにたくさん「音楽が好きな?女の子」がいるのだから、チターをやりたいという子が一人ぐらいいてもいいだろうにねぇ……などと徳見に言えば、バカにされるだけだろうから、黙って帰路に着くのだった。   宗教のようなグループ歌手ありて チター奏者は求道者(ぐどうしゃ)に似て

10月20日(火)北部病院点滴

  チャリにしようか、バスにしようか、迷ったあげく、「トシだし、チャリは危ないから……」と、自分に納得させて、バス・電車で北部病院へ。 3 週間に1 度の抗ガン剤点滴の日、前回はハナが不調で来なかったが(9 .29 )、今日は元気そう。 久保田 Dr. の診察で、貧血の心配のこと( 10.12 )を聞くと、「全然問題ない!」とのことで、予定通り抗ガン剤の点滴をすることになる。診察が終わるころ、ハナが突然「……いきなり急変するっていうことはあるんですか?」とドクターに問う。質問の意味をとらえかねてか、ドクター一瞬つまったが、「この病気で急変することはないと思う」と言うと、ハナ「海外旅行へ行っても大丈夫ですか?  2 月か 3 月に行きたいんだよね」「抗がん剤と言うのは、時間を作るためにやっているのだから、何をしようが、本人の自由です。もちろん海外で何かあったら、そのリスクは自己責任ですよ」と、ドクターは、ハナが私を海外旅行に連れて行く話かと思ったようだ。ハナもその勘違いに気づいて、「違う、連れて行かないですよ。私が旅行中に入院しちゃって……」と言い、ドクター「何だ、話の流れから言うと、連れて行ってもらえるかと思ったけど、連れて行ってくれないんだって……! よくあるじゃない、最後におじいちゃんをハワイに連れて行ってやるとか……、そうじゃないんだ!」と、3人全員笑いのうちに、楽しく診察が終わったのだった。   飛行機に一度も乗ったことがない などと言っても誰も信じず

10月19日(月)多摩プール(22)

  サキの息子フウヤ(小4)も来るというので、プールに入るかと思いきや「(サキと二人で)ゲーセンに行く」という。プール近くの多摩センターに、大きなゲーセンがあるという。 85 歳のジイサンにも、ゲーセンが「ゲームセンター」の略だということぐらいは分かるが、昔のパチンコやスロットなどの「玉転がし」程度のイメージしかない。先日、サキに連れられて、港北東急内のそれらしい場所を通ったが、いろんな機械が並んでいて、何が何やら分からないが、「玉転がし」とは全く違うらしいことだけは分かった。 フウヤは運動会の振替だというが、多摩プールも同様、子どもたちでにぎわっている。徳見はいつものように 37 ℃のリラクゼーションプール(通称・お風呂)であたたまったり、 31 ℃の「 25 メートルプール」や「流れるプール」で、ストレッチしたりするが、1時間ほどすると、「あまり気持ちよくならないなぁ……」と、プールを出てしまう。外食と同様で、私の介助ではあまり楽しくないようだ! 午後は、ゲーセンで取ったというお菓子をビニール袋につめ込んで「モトを取ったよねぇ……」というフウヤと、「フウヤは 1500 円、私は 1000 円ぐらいかなぁ……」と満足げなサキと一緒に、フウヤの希望で、「ピザ食べ放題」の店へ。前回(8 .26 )同様、フウヤは、最後のひと切れが食べきれずに、その大部分を私の胃袋に収めたが、フウヤにつられて、私もピザ食べ放題に挑戦して、「よく食べたねぇ……」と徳見を驚かせた。   ゲーセンを楽しむ親子横浜に カジノがなくて幸か不幸か