9月29日(火)北部病院点滴/ハナ
今日も朝から雨の中、バス停まで、ノッタラ~ノッタリ~と歩いて10分、バス・電車を乗り継いで、病院までまた10分歩く。先日の土曜日は、たったこれだけの歩行を、せっせと歩いたためか、夕方激しい足の痛みに襲われたのだった。
ところで、これまで毎回、点滴の前の診察にDr.の話を一緒に聞いてくれた徳見の娘・ハナが、「体調が悪くて……」と、来なかった。久保田Dr.が「どうしたの?」と聞く。しかし、医者にハナの体調をどう説明したらいいのか分からない。やむなく「元々体が弱くて……」と言うと、「そんなふうに見えないけど……」と、話はそれで終わった。
8月7日に、私は次のように書いた。「こんな、オトナになった3人の子どもと、連れ合いのマコトも含めて、4人の衣食住の世話をしている母親のハナの苦労は、推して知るべしだが……」。しかし、これは現在の話である。ここに至るまでには、徳見という「厳しい」母親に育てられた子ども時代……、3人の子の母親として、子どもを「きちんと? 正しく? 立派に?」というか、社会が要請するような、あるいは、社会に通用するような、そのような人間に育てるために、それこそ「血のにじむような努力」をしていて、ハタで見ている私も見かねて、つい口を出してしまい「余計なことを言わないで!」と叱られたことも一度や二度ではない。
もちろん、こうしたことは、生活の一部で、家族で過ごす「楽しい時間」のほうが、圧倒的に多いのは事実である。徳見も私も、ハナの家族と、そのような時間(の一部)を共有させていただいて、楽しんできた。
徳見と私は、ただ楽しむだけでよかった。しかし、ハナそうはいかないのだろう。責任感と義務感が、ハナの身体をじわじわとむしばんできていたのではないだろうか。
――そんなことを、久保田Dr.に話をしたら、彼は何と言うだろうか。
ジィジと呼ぶ声聞くたびに 安穏と生きてしまった罪思わされ
【1年前の今日⑧ 2025.9.29】北部病院診察・余命宣告
消化器内科・前田Dr.診察。これまでの検査データの結果「抗がん剤をやらないと余命は半年ぐらい。抗がん剤をやっても1年ぐらい。抗がん剤をやって副作用が出たら、動けなくなる……」という。しかし「化学療法(抗ガン剤)しか方法がない」というので、「84歳の人に抗ガン剤やっても仕方ないだろうなぁ……」という態度見え見えだったが、何とかねばって、「10.3に(化学療法専門の)久保田Dr.」の予定をいれてもらう。
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