7月22日(水)多摩プール(13)/スライダー
学校が夏休みなので、サキの息子フウヤ(小4)・ユキの息子シュウト(小5)のチビ二人も同行する。プールに着いて、着替えをする段になって、徳見「水着を忘れた……!」
やむなく、私がチビ二人の「保護者」となってプールに入り、徳見とサキは4階の「展望所」から、プールを眺めるだけになってしまった。
予想に反して、プールはそれほど混んでいなかった。私は、チビ二人の水遊びのそばについて、見ているだけ。そのうち二人「スライダーへ行こう」という。
ブールにはスライダーが二つあって、「全長102m、高低差10.2m」という「大きな」スライダーと、「全長42m、高低差5.5m」の「小さな」スライダーがある。大きなほうは人気で、いつも長蛇の列なので、二人は小さなほうへ向かう。
私は「ただのすべり台か……」と、軽い気持ちで同行する。すぐに番がきて、私は遊園地のすべり台のつもりで、滑り始めると、そのスピードにびっくりして、体が固まってしまう。時速100キロはあるかと思うほどの速さで、何が何だか分からないうちにあっという間に出口に出ると、どうやら、あおむけに横たわった状態で、そのまま水の中に沈んでしまったらしいが、私の意識では、深い水の中に、胎児のように浮いていて、上のほうに薄い窓の明りが見える。口の中に水が入ってくる……。次の瞬間、監視員のお姉さんが助け出してくれた。
膝にも届かないほどの浅い水の中で、溺れかけてしまったわけだ。そのあと、シュウト・フウヤが何事もなく、滑り降りてきて、否応もなく、85歳という年齢を見せつけられてしまった。
ところで、滑っている時間は、せいぜい5秒程度だろうか。42mを5秒で進むと、時速にすれば30kmほどである。しかしこれはあくまで平均速度で、実際には下へ行くほど早くなる。車のスピードで30キロは遅いけれど、あの狭い筒の中では、しかも出口付近では、30キロを超えるはずで、驚くほど速く感じるものだった!
とはいえ、何食わぬ顔でプールを出て、待っていた徳見・サキと共に、近くの「くら寿司」で食事を楽しむ。もはや「チビ」などとはいえないほどの「皿の数」だが、私のほうも、昨日「ガンが小さくなって……」というドクターの話に気を良くして(というより、チビ二人につられて?)、けっこう食べたような気がする。
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